寿司は無限

アニメとかについて書きます。寿司は無限などと言っている割にせいぜい30皿が限度です

Fate/Grand Order 総括 お話

 1年以上共に生きてきてきたFGOのお話をざっくり振り返ってみます。リリースから23日後に始めたので俺も古参の一人かしら。まあ東方でZUN以外に古参がいないのと同様、奈須きのこ以外に古参など存在しないと思うけども(武内も古参か)。あ、ネタバレとか気にせずベラベラしゃべるんでよろすく~

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(俺が古参FGO厨だッ!リリース直後はあまりにもごたつき過ぎて様子見したともいう)

お話!

以下にあげるのは1章から5章をプレイする時の俺の画像です

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6章から最終章をプレイするときの俺

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(吹き出しは任意のFGO終盤の名台詞でも脳内でコラしといてください(投げやり))

 6章以降の本編はこのゴローちゃんみたいに「おもしろい……おもしろいです……ほんとに……これ」と言いながら、型落ちスマホくん(戦闘のたびに固まる)をポチポチやっていた。

 奈須きのこが書いた6章以降が出色。やっぱfateを一番上手く書けるのはこの男か。俺だって急にきのこが出張ってきたからって「さすが奈須きのこ大先生ッッッ!」なんてこといいたかないが……。桜井や東出の立場もちょっと可哀想だと思うし(いやそれまでもいいところもたくさんあったよ)

 難民を大量虐殺する非道な円卓に対し、ハサンが立ち向かうッ!選民!虐殺!メガテンのLAW勢力だ~!って興奮した。連中がくっそめんどくさいKP(強力なパッシブスキルの意)持っているのも、こいつを絶対に殺してやるッ!と思わしてくれるのでいい方向に働いていたと思う。トリスタンなんかこれが初出なのに。虐殺者・悪役を全うした奴のことは結構好きだったりする(もってねえけど)

 とはいえ……桜井や東出の脚本でいきなり円卓が難民を虐殺し出したらもっと荒れてたと思うし、奈須先生の御自らの執筆でよかったんだろうね。あと急に現地人使いがうまくなった。

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 洋画の陽気なおっさんみたいなことを言うセルハン氏。いろいろ言われているが、前に誰かがTwitterで言っていた、「奈須きのこが話を円滑化するために出したけど、なんか愛着湧いちゃったモブ」説が個人的には有力だと思う。

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 彼は母親を円卓配下の騎士に殺され、天涯孤独の身となるも、気丈に振舞っていた。ルシュドの母というのが、あのハサンの幼なじみだったらしい。ハサン先生は完全に今回の裏主人公だった。

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 すべてを捨てて円卓の騎士にして最大最悪の敵・トリスタンを倒すハサン。もはややられ役ではない。よく考えたら魔神の腕を移植するってなんだ?衛宮士郎か?

 

 7章と最終章。今度の敵は邪龍ティアマトだからカオス勢力。7章も面白かったんだよなあ。ウルクの中でいろいろなクエスト受けるところとか、めっちゃRPGっぽかった。シドゥリさんや気のいい衛兵も良い味だしていたな。ギルガメッシュのいう「今の人類はダメ」みたいなのの言わんとするところが理解できた。

 長くなるので論点を絞れば、実はティアマトが好き。カルデアに来て欲しい。CCCイベントの快楽天ビーストがなんか来たがってる風のこと言ってたけど、先にティアマト実装やろ。

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(拾った画像。えっちだ)

 えっちでおしとやかそうな……青い久米川牡丹さんみたいでしゅき。長い三つ編みをみると首を締められたくなる。ティアマトの破壊行為はゲーティアや快楽天と違って)主体的意思に基いていたのか疑問があるし、適当な霊基にサイズダウンしてみては。

 横のなんかキモいのがラフム。今回もっとも印象的な敵、といっていい。ラフムとはティアマトとアプスーが最初に産んだ仔……ようするにヒルコ枠だ。ヒルコと言えば妖怪ハンターと相場が決まっている。

 妖怪ハンターのヒルコは、擬似生命と総称される邪悪な者の眷属だ。擬似生命は地球誕生と共に存在した超巨大生命(アメノミナカヌシと作中で呼称)によって生み出された邪悪な存在で、根本的に人類の属する生命系統樹と対立する。アメノミナカヌシは擬似生命と現生人類に連なる生命を産んで眠りについた。妖怪ハンターの中で、擬似生命はアメノミナカヌシを復活させ、現生人類を滅ぼし、世界を原初の混沌に還そうと画策する。

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(どことなく似ている二人)

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(説明がかぶっている)

 俺は元ネタ指摘がしたいわけではない。妖怪ハンター読んでからずっと、アメノミナカヌシがラスボスのRPGがやりたいと思っていた。FGO7章がまさにそれである。まさかこんなところで叶うとは思っていなかった。ありがとう!FGO

 終盤の怒涛の展開はめっちゃあがるし、見たかったものは見れるし、言うことねえなぁ。あ、そうだ。インタビューで「シンゴジラにパワーをもらいました」とか言っちゃうのはどうかと思うゾ

 

 最終章・冠位時間神殿ソロモンは……まあこればっかりはライブ感生命みたいなところはある。2017年を迎えるための戦いなわけだし、ここでこの祭りにライドしなくてどーすんだッ!という気でいた。でも普通にこれまでのお話やってれば、祭りにライドしなくても楽しいとも思うんだけど、どうなんでしょう。 だって大団円だよ。この旅で出あった者達がみんな……!

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うしおととらでイメージ画像。こういうのでいいんだよ)

 ラスボス戦の曲がOPのアレンジなのも、「こういうのでいいんだよこういうので」ってやつだ。やっぱりラストバトルはこうでねえと!

 今回の元凶・ゲーティアも紆余曲折を経て、一人の人間としてぶつかり合うことができてよかった。最終章の冒頭でなんだかんだマシュを一人の少女として見ているのはぐだとゲーティアなのかな、という感想を持った。あいつ、悪いやつじゃないからなぁ。あんまり描かれていないけど、生前のソロモンってダビデを冷酷にしたような性格なのかもしらんし。

 ぐだは女の子にして、小夜子という名前にしているんだけど、性別選べるゲームは百合作品だからめっちゃよかったよ。ちなみに小夜子っていうのは仏陀再誕のヒロインの名前で、女の子主人公はだいたいこの名前にする。綺麗な名前だから気に入っているのである。さすが宗教界最大の道楽息子・大川宏洋はセンスある。

 この前しまむらくんと会った時に、説明しないとわかってもらえなかったので、仏陀も遠くなりにけり、だ。早く仏陀(声は絶対子安がいい)欲しいゾ

 マシュと小夜子の物語は……様々な出会いと別れを繰り返し、幸福な決着を見た。最近謎の力でない設定でマシュはストーリー上いないのがさびしい。せっかく救った世界、あの空の果てるところまで、二人で旅してほしい。

 まあ長々語るのもあれなんで、物語は君の目で確かめてくれ!いやほんと、ここまで面白くなるとは思ってなかった。こういうことがあるからこの世界で生きているようなもんだよ。ただまあ……このゲーム新規に優しくないから勧めづらいんだよなぁ。おい塩川なんとかしろッ!

 

なんか褒めてばっかなんで次は運営へ怒りをぶつけますッ!